板野郡 M様邸

私の実家が長野県の山奥の方にあって。冬はめちゃくちゃ寒くて、家の中でも氷が張るくらいだったんです。だから自分が家を建てるなら、冬でも温かい家にしたいと思っていました。最初から家の性能を最重要視していたので、辻組さんでの家づくりは私たちにぴったりだったんですよ。辻さんはまさに家の性能マニアで(笑)。他のハウスメーカーでは教えてくれないことを、たくさん話してくれました。特に日射取得に関してはすごく緻密に計算してくれていて。他のハウスメーカーでは土地の図面だけを見て、現地まで行かずに家のプランを提案してくる会社が多かったんですが、辻さんは現地まで行って周辺の建物や自然環境を細かく把握した上で効果的な日射取得を計算したプランを出してくれました。最初から家づくりに対するアプローチが他社とは全然違ったので、「辻組さんなら私たちの求める高性能住宅を建ててくれる」と感じました。

 

私たちが家を建て始めたときはまだ周辺に家はなかったんですが、シュミレーションソフトで周りに家が建ったときの日射取得を計算して、その結果、家の形をL字型にすることになりました。L字型にしたことによって上手く西日を遮ってくれているので、夏の夕方でも日射を不快に感じることはありません。また、窓は断熱性の高い樹脂サッシの窓ですが、場所によって遮熱タイプとニュートラルタイプを使い分けています。基本は遮熱タイプですが、自然光を室内に取り込むための窓はニュートラルタイプに。そうすると、太陽光からの熱の取得量が増えるので冬はとても快適です。夏や中間期は、逆に外のアウターシェードを閉めることで明るさは取り入れつつ、日射熱はカットできるようにしています。

 

LDKの前に三角の坪庭とフェンスを設置してあるんですが、実際住んでみるとこれが外からの視線を絶妙に遮ってくれていて、完全にクローズにしているわけではないですが、一直線にならないように配置した植樹の効果もあって、外からの視線は全く気になりません。かといって圧迫感もなく、むしろ奥に向けて広がっていく三角の坪庭の効果で、小さなスペースに広がりを感じています。また、気密性も断熱性も高いので、窓を閉めていると外の音が全く聞こえません。ふと窓を開けてみると虫の声やら騒音が急に聞こえてきて「外はこんなにうるさかったんだ」とびっくりするくらいです。あと、もちろん室内は快適なんですが、ただエアコンが効いているというのとは違うように感じています。爽やかで健康的な空気が流れているというか。外部環境も気にならないし、静かで、心地良い。いろんな意味で “ 守られている空間 ” という感じがしますね。

 

家づくりでは「長期保証」とか「一生のお付き合い」とかよく言いますけど、実際はそうでもないということも聞きます。でも辻組では、辻さん自身が建てた後の暮らし心地に誰よりも興味を持っているので、引き渡し後もずっと気にかけてくれていますね。実際に家の性能が生かされた暮らしができているかどうかなど、むしろ建ててからの方が大事だというのが辻さんの考えだと思います。だから、うちの家には家の外の気温と中の気温を24時間365日モニタリングできるウェザーステーションを設置してくれていて、性能が生かせていないような暮らしになっていたらすぐ辻さんにも伝わるようになっています。こういうのは、家の性能を最重要視している辻組さんならではのアフターサービスですね。

登録日:2019年8月23日