徳島市 M様邸
最初は家なんてどこの会社で建てても一緒だと思っていました。大手ハウスメーカーや地域の工務店を何社もまわって家づくりについての話を聞いてみても、どこも同じような話で、その考えは変わりませんでした。でも、辻組さんは全然違ったんです。辻さんほど家の性能について真剣に考えて熱く語る人は他にいませんでした。辻さんの話には根拠のある具体的な数値が出てきますし、メリット・デメリットも包み隠さず教えてくれるので、とても信頼できる会社だと感じました。前に住んでいたアパートではよく結露が起こっていて「嫌だな」と思っていたんですが、辻さんは家が結露しない条件も詳しく教えてくれて…そうやって辻さんの話を聞いていると、自然に「性能にこだわった家を建てよう」という考えになりました。
家づくりにおいては、とにかく快適な家をつくりたかったんです。家でいる時間の大半は寝ているので、睡眠時にどれほど快適なのかが重要でした。「寝ても覚めても気持ちいい家を建てよう」と住宅性能に一番こだわりました。特に、家の中で一番熱を通すのは窓だから、家の性能を高めるためには窓が一番大切。だから、窓は辻さんに勧められたドイツ製の三重ガラス窓を採用しました。日本製の窓にも三重ガラスのものはありますが、ドイツ製の窓はガラス一枚一枚の厚みが違っていて、ガラスの間の空気層も厚く、断熱性能が段違い。その上、可視光量が多いので室内を快適かつ明るくしてくれています。ただ、日本の遮熱タイプと同じレベルの日射取得率のドイツ製の窓でも、太陽光が直接室内に入ってくる秋頃はちょっと暑くなってしまうのが弱点。その対策として、バルコニーを南側全面に設けたり、窓の外にアウターシェードを設置し、直射日光と日射熱を遮れるようにしてもらいました。
我が家にはエアコンは2台しか取り付けていません。1階のLDKに1台、吹き抜けの上に1台。しかも、1階のエアコンは冬用、2階のエアコンは夏用なので、通常は1台だけで家全体を空調しています。さらに言うと、そのエアコンも子ども部屋に置くようなかなり小さいサイズ(10帖用)のものなんです。辻さんは年間冷暖房負荷を計算した上で「家の性能が高いからそれで大丈夫」と言っていましたが、実際に暮らしてみるまで半信半疑でした(笑)。でも本当にこの小さなエアコン1台で十分でしたね。小さなエアコンだから燃費も良くて、オール電化にしているのに電気代はアパート住まいのときの半額くらいになりました。家中どこでも快適なのにランニングコストが安いというのは本当にすごい!これが本当のエコハウスなんだと思います。
辻さんは、家の性能に関して適当な言葉で誤魔化すことがなく、全部丁寧に教えてくれました。とにかく嘘を言わないので信頼できますね。辻さんと打ち合わせをしていると、断熱のことや日射取得のことなど、ちょっとマニアックなぐらい深い話になっていくので、毎回かなり長時間の打ち合わせになっていました。とても話しやすかったですし、おかげで私たちも住宅性能についてかなり詳しくなりましたよ(笑)。また、一緒に大阪まで建材のショールームを見に行ってくれたりと、とても親身に対応してくれて。土地探しも手伝ってもらいましたね。「一軒の家にこんなに時間かけてもらっていいのかな」とこっちが恐縮してしまうくらいでした。
登録日:2019年8月23日